E231系500番台のメカニックをご紹介します。

2002年4月にそれまで活躍して来た205系電車の置き換え用としてデビュー。
保安装置ATCの老朽化に伴って車両の更新が必要となり、205系電車の置き換え時期には達していなかったが、山手線は「東京の顔」であり日本を代表する通勤電車であることから、新型車両を導入してサービス向上やイメージアップを図ることを目標に、既に総武線や常磐線に導入されているE231系電車に”500番台”と新区分が付けられデザインも一新された。
205系電車は環状運転中は行き先表示を「山手線」と表示して運転されていたが、E231系500番台電車は「○○・○○方面」と主要の駅名を表示しサービス向上を図っている。
2005年4月までに11両編成52本572両が製造された。2010年からは各駅ホームドア設置のため7号車と10号車を6扉車から4扉車に変更して運転中。
2014年8月にトウ520編成が新型車両E235系の置き換えに先立って、ホームドア設置により2010年から2011年に製造された10号車のみE235系の10号車に改造・連結され、残った10両編成は中央・総武線に転属して活躍中です。

▲従来の車両の車内

▲7号車のサハE231-600の車内

▲10号車のサハE231-4600の車内

▲初めて設置されたドア上LCDモニター
車内は基本的には他のE231系電車とほぼ同じ仕様だが、座席は濃緑色とし都会を走る山手線をイメージしている。
また、E231系系列では初めてドア上に液晶ディスプレイ(以下;LCDモニター・写真左)が設置され、トレインチャンネルと呼ばれる車内情報サービスが提供されている。左画面はニュースや天気予報、クイズ、占い、マナー講座、JR東日本からのお知らせやコマーシャル、車内広告統一車両の場合はスポンサーの映像広告を放映している。右画面には次の駅、現在地から30分以内の所要時間、ドアの開閉方向、首都圏の電車運行情報、乗換案内、到着するホームの案内図が表示される。
2010年から2011年に製造された7号車(写真中)と10号車(写真右)は、中央線や京浜東北線などで走るE233系電車の製造中に製造されたため、E233系電車に近い内装になっている。特に10号車(写真右)は京浜東北線が山手線併走区間においてリフレッシュ工事や人身事故などのトラブルの際に山手線の線路を走行した際に10号車のホームドアの位置を10両編成で運転されている京浜東北線E233系1000番台の先頭車両に合わせた寸法になっているため、ドアの位置や座席配置が特殊になっているほかE233系電車に準じた内装や車体構造になっている。
E231系500番台 主要諸元
【形式】
クハE231-500(11号車)・クハE230-500(1号車)・モハE231-500(3・6・9号車)・モハE230-500(2・5・8号車)・サハE231-500(4号車)・サハE231-600(7号車)・サハE231-4600(10号車)。
【製造年】
2002年~2005年(クハE231-500・モハE231-500・モハE230-500・サハE231-500・サハE230-500(6扉車・2011年までに全車廃車)・クハE230-500)・2010年~2011年(サハE231-600・サハE231-4600)。
【製造場所】
JR東日本新津車両製作所(現:総合車輌製作所)
【所属】
東京総合車両センター
【最大在籍数】
11両編成×52本=572両
【保安装置】
D-ATC
【列車管理装置】
TIMS
【MT比】
6M5T
【制御装置】
VVVFインバータ制御装置
【起動加速度・減速度】
3.0km/h(加速)・4.2km/h(減速・常用最大)
