山手線とは?

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1.はじめに

山手線は東京の中心を回り、東京の山の手に位置する渋谷・新宿・池袋の副都心を結び、東京の都市機能を支える重要な動脈である。山手線は1周34.5kmで、東西に約7km・南北に約14kmの米粒状ループの環状線である。29の駅があり1周の所要時間は61分である。環状運転を行う山手線は、東海道本線・中央本線・埼京線・東北本線・常磐線・総武本線・京葉線・の各JR線、および京急・東急・小田急・京王・西部・東武・京成の大手私鉄各線、都営・東京メトロの各地下鉄線と接続を行い都市圏輸送のネットワークの一翼を担っている。

2.歴史

1885年03月01日 品川~赤羽間開通(当時の駅は板橋・新宿・渋谷の3駅のみ)

1903年04月01日 池袋~田端間開通

1906年11月01日 国有化

1909年12月16日 電車運転開始。品川~赤羽・池袋~田端間が電化

1925年11月01日 現在の運転形態である環状運転を開始

1945年04月13日 空爆により多数の駅が消失。

1949年06月01日 日本国有鉄道(国鉄)が始まる

1961年09月    101系営業運転開始

1963年12月    103系営業運転開始。同時に現在の塗装であるウグイス色で運転を開始

1970年07月    国電初の冷房車登場

1971年03月07日 路線の読みを「やまてせん」から現在の「やまのてせん」に統一。

1980年12月    山手線・京浜東北線に保安装置ATCが導入される

1985年03月25日 205系電車営業運転開始

1987年04月01日 国鉄が民営化しJR化

1988年06月26日 103系営業運転終了

1991年12月01日 205系にて6扉車を連結して運転開始

1998年07月04日 東京圏輸送管理システム「ATOS」の運用開始。

2001年12月01日 都の広告条例が改正され、現在山手線で多く運行されている車体広告電車が初めて運転された。

2002年04月21日 現在の主力車両であるE231系500番台の営業運転開始

2005年04月17日 205系がが山手線での営業運転を終了

2009年10月12日 山手線命名100周年。それを記念して昭和30年代に運転されていたぶどう2号(旧型国電カラーリング)を模したラッピング電車が運転された。兼ねて明治製菓の広告も行っていた。

2010年06月26日 恵比寿駅にJR東日本初のホームドアが設置される。なお、6扉車営業運転終了までは7・10号車部分は除いて設置された。

2011年09月04日 ホームドア設置により1991年から運転していた6扉車の運転を終了

2013年01月15日 山手線が現在の黄緑色塗装になってから50周年を記念して、103系電車をイメージした全体黄緑色のラッピングで車が約1年間運転された。

2015年11月30日 E235系電車営業運転開始。

2020年01月20日 E231系500番台が山手線での営業運転を終了

2020年03月14日 田町〜品川間に高輪ゲートウェイ駅開業

3.塗装について

みどりの山手線

現在の山手線の塗装であるウグイス色は1963年に登場した103系電車から使用されることとなった。同時に中央線の朱色や総武線の黄色などと合わせて路線別に色が配されるきっかけにもなった。

1985年に登場した205系電車や2002年に登場したE231系500番台でもこの塗色が採用される。

ただし、2015年に製造されたE235系電車は、今までの塗装の方式だと各駅に設置されているホームドアに重なって見えづらくなってしまうため、ドア全面に配されている。なお、山手線の伝統色であるウグイス色は継承されている。

写真は2013年に運転されたウグイス色塗装の運転開始から50周年を記念して1963年当時に営業運転を開始した103系電車をイメージした特別塗装車「みどりの山手線」に充当されているE231系500番台。

4.「山手線」の読み方について

山手線

現在の正しい読み方は「やまのてせん」である。

開業時から太平洋戦争以前までは「やまのてせん」と呼ばれていたが、連合国軍最高司令官総司令部からの指示により、標識にローマ字を振ることになり、国鉄部内で愛称として呼ばれていた「ヤマテ」が世間に定着した。

しかし、1970年に駅名や路線名を分かりやすくするためのキャンペーンが始まり、国鉄全路線の名称にふりがなを付けることが決定。線名や発祥の経緯から「やまのてせん」が正しいのと、根岸線に"山手(やまて)"駅があり混同を避けるために「やまのてせん」として復活した。

これは余談だが、1990年代初めまでヨドバシカメラのCMソングに「丸い緑の"やまてせん"」と歌う歌詞があったが、客からの指摘を受けて「丸い緑の"やまのてせん"」に変更された経緯がある。

路線データ

路線図

全長 34.5km

路線構造 環状線

1周の所要時間 59分

駅数 30

軌間 1067mm

運転方式 ATC

保安装置 D-ATC

最高速度 90km/h

運転指令所 東京総合指令室

列車運行管理システム 東京圏輸送管理システム(ATOS)